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出羽矢嶋領主生駒親敬仕官 矢嶋臣國重 在銘 特注入念作脇差 特別保存刀剣
¥99,999
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本作は威風な程に鋭利な姿が際立ち、地刃明るく、渦巻く地景が金筋や幾層もの砂流しと絡む働き豊富な名品です。 素剣や梵字の彫物も施され、明らかな入念(特注)作と分かります。 注文主の加川勝敏なる人物の詳細は分かりませんが、出羽矢嶋藩生駒家の家譜に家老・加川金右衛門の名がある事から矢嶋藩に仕えた加川家の人物と考えるのが自然でしょう。 姿、出来もさる事ながらその健全度も特筆すべきで、うぶ孔ひとつの茎に刃区確りと残り、総体往時のままで大変好印象。 銘切りも整った書体で力強く施され、また茎の鉄味が素晴らしいです。かなり上質な鉄が使用されている筈です。 物打ち辺に薄錆、ヒケはありますが特に研磨の必要は無いと思います。ハバキは銅に赤銅着せ。 刃長: 40.9cm 反り: 1.5cm 元幅: 32mm 元重ね: 7.3mm 白鞘全長: 61.5cm 白鞘袋入り
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傳志津三郎兼氏『肥後の鳳凰』細川家七代当主細川重賢より拝領 薙刀直し造脇差 保存刀剣志賀関極
¥99,999
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飴色となった古い上等の白鞘に『細川重賢より拝領』、『志津三郎兼氏 無銘にして応安頃 正宗十哲、本阿花押』と鞘書きされています。明治時代の鞘書です。 細川重賢は江戸時代中期の大名。肥後国熊本藩6代藩主。熊本藩細川家7代。 紀州藩第9代藩主・徳川治貞と「紀州の麒麟、肥後の鳳凰」と並び賞された名君。(wikipediaより引用) 志津三郎兼氏は正宗十哲の一人として名高く、鎌倉時代末期から南北朝時代に掛けて活躍した名工です。 協会の極めでは「志賀関」となっていますが、薙刀直し造の豪壮な姿に明瞭な地刃を魅せる優品です。当然実用時代の証左としての鍛えはありますが、錆や傷みも無く高い健全度を保っています。ハバキは銀無垢。 兼氏として細川家に伝来し、いずれかの武将に褒美として与えられたと思われる歴史ある品です。大事にして下さい。 刃長: 37.6cm 反り: 1.1cm 元幅: 31.6mm 元重ね: 6.5mm 先幅: 29.5mm 先重ね: 6.4mm 白鞘全長: 57cm 時代の白鞘袋入り
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肥前国河内大掾正廣 卵殻微塵塗鞘拵 保存刀剣 特別貴重刀剣
¥99,999
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初代忠吉の孫、慶長十二年に生まれ初銘を「正永」と言い、寛永二年に鍋島藩主勝茂公より「正廣」の名を賜り、同五年に河内大掾を受領し寛文五年に没す。 この正広家は、前述のように忠吉家の分家筋であり、一般に「傍肥前物」と呼ばれているものですが、常に本家以上の待遇を受け(本家忠吉家が切米十俵に対し倍の二十俵を得ていた)ており、一説では、藩主の寵愛を本家忠吉家以上に受けて、「正広」の名前も「相州正広」の作によく似るといって、「正広」の名前を贈られたという事です。(常石英明著 日本刀の歴史新刀編より引用) 初代忠吉没後は二代の近江大掾忠広を助け、その代作にも従事したとも言われています。 本作は身幅31ミリを有し元先幅差少ない豪壮な姿に、小板目よく詰み肥前新刀特有の梨地肌に匂い口ふっくらとした互の目乱れを焼いています。刃中は小沸厚く付き砂流しかかり地刃明るい華やかな出来となっています。 二代正廣も評価の高い人気刀工ですが、初代は更に上手です。重要刀剣指定品も多数あります。 鎬地に極僅かなヒケがありますが角度によっては全く見えない物であり研磨は必要ありません。 刃切れや曲がりもありません。ハバキは金着せ二重の良い物です。 保存刀剣鑑定書、特別貴重刀剣認定書が付きます。 刃長: 47.4cm 反り: 1.0cm 元幅: 31.2mm 元重: 6.4mm 先幅: 23.7mm 先重ね: 5.0mm 拵も大変見事で、特に鞘と鍔が際立って個性的です。鞘は高級な卵殻微塵塗と思われます。 鍔 同じく肥前の矢上派による鉄地千疋猿透かし 目貫 這龍図 銅地金色絵後藤 縁頭 這龍図 赤銅地金色絵 切羽 鞘方金着せ 特筆する傷みや柄糸の緩みも無く、素晴らしく健全です。 刀身に合わせて拵えた物ですので内外共に大事に継承して下さい。 白鞘全長: 70cm 拵全長: 66cm 拵袋、白鞘袋付き。
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埋忠重義在銘 片切刃造寸延短刀 附本阿弥折紙
¥700,000
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銘 城州西陣住埋忠橘重義作 附本阿弥折紙、倉敷刀剣美術館鑑定書 本刀は新刀の祖と称えられる名工、埋忠明壽の息子(あるいは弟とも)重義在銘の短刀であり、古い刀剣書に於いても作刀極めて稀と記述が残るほどの稀少な作です。 刃長31.3cm、反り0.3cm、元幅2.94cm、元重0.61cm、小板目詰んだ地鉄は潤いを保ち、刃文は互の目華やかに乱れて匂い口少しくふっくらとし刃縁締る。差し裏には梅樹を上手に彫り総じて品格高い。光をきらきらと反射して輝く様はまるで鉄の宝石と形容したくなる美しさです。 また明治31年(1898)の本阿弥彌三郎による折紙と鞘書が残り、伝来品としての価値も高く登録証も昭和26年の所謂大名登録です。 局所的に極々薄い錆も見受けられますが、近年研磨されたようで上々の健全度です。歴史的文化財として保全する為にも再研磨は一切お勧めしません。 博物館級の名品かと存じます。高額品ですのでご購入前にお問合せ下さい。
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