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最上級金工縁頭江隣斎利秀在銘 変塗鞘打刀拵 鉄地吉備真備 鬼阿倍仲麻呂 遣唐使絵巻鍔

¥99,999 税込

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鍔 鉄地吉備真備伝説図
※非常に珍しい意匠です。奈良時代に遣唐留学生として唐へ渡った吉備真備と阿倍仲麻呂を象っています。
『江談抄』や『吉備大臣入唐絵巻』による伝説では、殺害を企てた唐人によって、真備は鬼が棲むという楼に幽閉された。しかしその鬼というのが真備と共に遣唐使として入唐した阿倍仲麻呂の霊(生霊)であったため、難なく救われた。また、難解な「野馬台の詩」の解読や、囲碁の勝負などを課せられたが、これも阿倍仲麻呂の霊の援助により解決した。唐人は挙句の果てには食事を断って真備を殺そうとするが、真備が双六の道具によって日月を封じたため、驚いた唐人は真備を釈放した。(wikipediaより引用)
両人とも唐で学問を広く修め、知識人として名を上げました。特に阿倍仲麻呂は最難関の科挙(官僚登用試験)にも合格し、後に相当な地位まで出世したそうです。

縁頭 赤銅地秋草に虫図 江隣斎利秀在銘
※これまた名品です。村上派にも見られる石目地仕立てを更に細かく施したような地に、秋草、蟷螂、飛蝗、蟋蟀を見事に彫り上げています。
銘鑑には「江隣斎」という号について全く記載されていませんが、江川利政の門人である水戸出身の飯塚利秀だと思われます。江川利政は後年江川斎宗隣(宗の字を用いたのは横谷派の流れを汲む為か)と名乗りましたので、師匠の名から字を貰って号としたのだと推察します。横谷-江川の金工史研究での資料としても価値あるかと思います。
目貫 赤銅地桃の実図 黒味深く、金の含有量が高い上等品です。
切羽 素銅地金着せ 一枚のみ 並の切羽二枚分の厚みがあります。片方欠ですがツナギはこの状態で作られたようで緩みなくしっかりと収まります。鍔の遊びもありません。

総体健全、柄巻きもしっかりしています。細かい欠点としては栗形のしとどめ片方欠、鞘鯉口上部にニュウが入っています。
特別保存審査も問題なく通るであろう名品です。

全長 97cm
柄長 24cm
鞘長 72cm
反り 25mm
鯉口 32.5 x 12mm
つなぎ刃長 66.5cm
元幅 30mm
元重 6.1mm
先幅 19mm
先重 4mm

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